デービッド・アトキンソン氏は、日本企業の生産性が先進国最低になった責任は”奇跡的とも言えるほど無能な日本の経営者“にあると喝破されています。日本以外の国であれば、そのような経営者が率いる企業に勤務していることはキャリア構築上危険なので、従業員はどんどん転職してしまい、おかしな企業は淘汰されます。しかしながら、日本では長きに渡り、ホワイトカラーが転職することが著しく不利な仕組みが改められなかったため、そのような企業が淘汰されませんでした。

同氏は、「日本に求められているのは、働き方改革ではなく、経営者改革」と書かれていますが、コーポレート・ガバナンス(だめな経営者をやめさせる仕組み)が機能している企業が日本では少ないのが実態です。そこで、人材の流動性を高める必要があります。かつては「35歳転職限界説」がありましたが、人手不足が恒常化した今では、転職のハードルは下がっています。